石川 和利さん

CHALLENGE4

従業員も、お客さまも
しあわせな場所を作れるか。
作れるか。

ザ・ビッグ松本村井店 店長

石川 和利さん

長野エリアで店長としての実績を重ねてきた石川さん。現在は、約120名の従業員を抱える
ザ・ビッグ松本村井店で、お客さまのしあわせを叶える店舗作りに取り組んでいます。

自信をもって販売できる、
圧倒的な安さが面白い。

以前勤めていた店舗が業態転換するというご縁と、会社の経営統合により、イオンビッグの一員になりました。グループ会社とはいえ別会社ですから、作業の進め方や品揃えなど異なる部分も多く最初は戸惑いました。ですが競合店と比べて圧倒的に安く自信をもって販売できるので、とても面白い仕事だと感じています。毎朝の来店が習慣だというお客さまもいらっしゃいますし、地域になくてはならない場所だという意識で日々努めています。 現在は松本村井店の店長として売上などの数値管理、お客さま対応、そして120名の従業員の業務管理を行っています。売場作りにも携わりますが、私が決定するというより、主任の考えを聞き、他店舗の事例をアドバイスするなど裏方として計画実現を支えています。結果は数字としてすぐに表れますから、芳しくなければ都度改善しながらみんなで売上目標達成をめざします。従業員一人ひとりが店の顔だと考えているため、本社の方やお客さまから店舗を評価されると、自分自身が評価されるより一層うれしいです。

120名と
意識を合わせるための、
小さな接点作り。

従業員が120名ともなると、どうしても全員と接する機会は限られます。そこで私は、毎日の昼礼を主任や副店長とではなく、各売場から毎回異なるスタッフを集めて実施するようにしました。店長から主任、主任から各売場という上意下達では、ともすると「言われたからなんとなくやる」マインドになりがちです。毎日メンバーを変えて行うことで多くのスタッフとの接点ができただけでなく、出席した人は「自分がきちんと理解しないと」と共有事項を自分ゴトとしてとらえ、それぞれの売場に責任をもって共有してくれるようになっています。 実際、入荷が重なるときは持ち場が違う人も率先して手伝い、レジが混みそうだと思えば誰かが応援に入ってくれるなど、それぞれが自分で考え行動してくれていると感じます。結果、入荷した商品がすぐ売場に並び、品切れがなく、スムーズに買い物ができる。従業員がモチベーション高く働ける環境を作ることが、お客さまの気持ちの良い買い物体験につながるのだと思います。

一人ひとりに、
良いコンディションで
働いてほしい。

私にとって、店とは従業員一人ひとりのもの。数年で異動する店長に比べて、店には勤続10年以上のベテランが大勢います。自分がいるあいだに彼らがいかに働きやすい環境を整えるかが私の課題。売場に出たりレジ応援したりする中で困りごとを探したり、雑談や挨拶の中で「何か悩んでいるのかな」など小さな変化に気を配ることも大事にしています。みんなが業務に集中できるよう、お客さまからのお電話には私が一番出ている自信がありますね(笑)。 主任をめざす新入社員には、雑談を交えて私のこれまでの経験を伝えるようにしています。一人ひとりの適性に応じて、能力を発揮できるようサポートするには、会話の中で少しずつ人間関係を築くことが重要です。日々はこうした、派手ではなくともやりがいのある試行錯誤の積み重ね。私の裏方的なサポートが従業員の働きやすさにつながり、お客さまにより愛していただける店舗に直結していくと思うと、店長としてこれほどうれしいことはありません。

CAREER
STEP

石川さんのキャリアステップ

2005年にイオン株式会社(現・イオンリテール株式会社)に入社し、ジャスコ富士宮店の水産担当に。その後主任から店長へとステップアップしながら、二度の転籍を経てイオンビッグの一員となる。店長としては現在所属する松本村井店で5店舗目。従業員とのコミュニケーションを大切に、店舗の精神的支柱として働きやすい環境作りに努めている。

グループ会社で水産担当からステップアップし、店長を経験。マックスバリュへ転籍し、複数店舗で店長を歴任した後、イオンビッグの一員となる。